【瀬織津姫に会える神社】日本列島の東国(現在の関東地方と東北地方)は、大和朝廷の人々に「蝦夷(えぞ・えみし)」と呼ばれし人々が、古来から豊かな暮らしを営む地域でした。
しかし大和朝廷に征服された後、陸奥国・出羽国の蝦夷は、俘囚(ふしゅう)とも呼ばれて野蛮な民族と蔑まれていたようです。
※陸奥国(むつのくに)/現在の福島県・宮城県・岩手県・青森県
※出羽国(でわのくに)/現在の山形県と秋田県
その蝦夷の人々が住む地で縄文に遡る旧神道系の神が、伊勢神宮系の新しい神道の神にとって変わられ封印された時に、“瀬織津姫”など蝦夷の地で縄文時代から愛され信仰された神々がアラハバキ神とされたのでは、とある方に教えて頂きました。
私が最初に丹内山神社出会った“アラハバキ神”は、アラビア語で“奴隷の神の意”である事も、また瀬織津姫もアラハバキとされる隠された神の一人である事も教えていただきました。
御所野遺跡(御所野縄文公園)を何度か訪ねるうちに、私たち東北人の遠き先祖“縄文人”がどんな神々を敬愛していたのかとても知りたくなり、あれこれ調べた末ようやく“瀬織津姫”にお会いすることが出来ました。
時の天皇(おそらく持統天皇)から瀬織津姫を護るために、瀬織津姫を“役行者(えんのぎょうじゃ)”が封印したと言われているそうです。
今多くの方が瀬織津姫を祀る神社に参詣したり、好んで訪れるようになっているのは、瀬織津姫の封印を解き、そのエネルギーを解き放つ時がきたのだといいます。
私の旅も時を合わせるかのように、ゆっくりと走り始めました。どんな場所でどんな風景に出会い、どんな体験をするのか楽しみです。