清々しい朝の“三春滝桜”は素晴らしかった!
翌朝寒くて目が覚めたら、車のフロントガラスには一面の氷が!
どおりで寒かったわけだと納得しつつ、私も朝早くから滝桜観桜へ出かける準備です。
朝食はトーストにベーコンエッグに入れ立てコーヒーで、いつものように簡単に済ませました。
ちなみにコーヒーには少しこだわりがあり、海外から個人輸入されネット販売している“生豆”を広島から購入しています。
それを自分で焙煎し、粉に挽き、淹れたてのコーヒーを飲むのが私の細やかな楽しみです。
市販のコーヒー豆とは違い“豆そのものの味”しかしませんので、慣れないと物足りないかもしれませんネ。話が脱線してしまいました。
さて、滝桜大駐車場の周辺はまだ6時だというのに、ゲートには観光客の姿が多数あります。
今更ながら日本三大桜に数えられる“滝桜”の人気に感心しつつ、私も菜の花に包まれた“滝桜”の周囲をゆっくり歩き回り、スマホで写真を撮ったり立ち止まって眺めたりと、十分に楽しませて頂きました。
滝桜の周囲にはグルリと一周できる階段と歩道があり、下から見上げたり、横から眺めたり、上から見下ろしたり、触れるほど近くで見たりと360度楽しむことができる事にも感心!
昨夜の冷え込みで、桜の花々に元気がなかったのがちょっと残念ではありましたが……
それにしても推定樹齢1000年越えの天然記念物 枝垂れ桜の巨木は、幹の太さや絡み具合も特別です。
1.000年もの間、暴風雪や病害虫に耐えながらここに立ち続け、何を見て来たのでしょうか?
満開の桜を楽しみながら平和に田畑を耕す人々だったのでしょうか。
福島県二本松市・「合戦場のしだれ桜」
昼前に“滝桜”とお別れし、帰路に着きます。
カーナビで調べてみると“滝桜”から22km・26分ほど先に、もう一つの桜の名所“合戦場のしだれ桜”(福島県二本松市)がありましたので、早速立ち寄ることにしました。
“合戦場のしだれ桜”は、八幡太郎義家と安倍貞任(さだとう)・宗任(むねとう)兄弟との合戦場と伝わる地域で、その私有地に立つベニシダレザクラです。
後で知ったのですが一見すると一本に見える桜は実は二本で、見上げるとあたかも水が流れ落ちるような薄紅色の花が丁度満開!“滝桜”に続き楽しませていただきました。
“合戦場のしだれ桜”は“三春滝桜”の孫桜といわれており、推定樹齢は約180年。この日も多くの家族連れがお花見に訪れており、桜の下には舞台も設置され来場者の為のお楽しみイベントもあるようです。
観光名所になった“三春滝桜”とはまた違いますが、どこか穏やかで和やかな“合戦場のしだれ桜”一帯は、家族連れやお子さま連れの方にお勧めできる場所です。
“合戦場のしだれ桜”から459号線沿は、“福田寺の糸桜”・“神殿神社の桜”などが続く「いわしろ・さくら回廊」と呼ばれる桜の名所で、福島県中山間地域総合整備事業として整備され、地元の方々が“サクラウォーク”と呼ばれる散策を楽しめるエリアでした。
またここから北8キロ・11分ほど先には、“
”というライトアップ映えのする桜の名所もあったのですが、残念ながら時間不足で今回は訪れる事を諦めました。
来年はぜひこの一帯で車中泊を重ね、“サクラウォーク”を楽しみたいと思います。
風に吹かれながら、桜と菜の花のコントラストをしばらく楽しんだ後、“合戦場のしだれ桜”ともお別れし、帰路に着きました。
PS
瀬織津姫に会える神社と滝桜を訪れる一人旅は、わずか二泊三日の短い旅でしたが、私にとって残りの人生を楽しむ為の指針となりました。
寺山修司さんの「書を捨てよ町に出よう」ではありませんが、あなたも「スマホを持って旅に出てみませんか?」。
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