瀬織津姫に会える神社|瀬織湯姫と龍神、天照大神を祀る神社めぐりのブログ

縄文の女神“瀬織津姫”と龍神を祭神として祀る神社や、天照大神と縁ある神社・場所を訪ね歩いた日々の記録です。

故安倍晋三元首相が信仰したという奥州市衣川区“磐神社(いわじんじゃ)”

故安倍晋三元首相が信仰を寄せた奥州市衣川区“磐神社”

2021年9月19()参拝
天下をとった人は必ずといっていいほど特定の神社を信仰している、という話を聞いたことはありませんか?

例えば、平清盛は「厳島(いつくしま)神社」を。その平家を倒した源頼朝は、罪人として伊豆にいた頃「箱根神社」と「伊豆山神社」に参拝。

足利尊氏は、福岡の「宗像(むなかた)大社」「香椎宮(かしいぐう)」の力を借りました。

豊富秀吉は、滋賀の「日吉大社」「竹生島(ちくぶしま)神社」、徳川家康は「日光東照宮」の。

今回は、総理大臣として通算在任日数3188日と憲政史上最長を記録した、故安倍晋三氏が信仰したという磐神社(いわじんじゃ)”をご紹介します。

岩手県奥州市衣川区・磐神社

岩手県奥州市衣川区の田んぼの中にあります。

その前に、今月27日に安倍晋三元首相の国葬がとり行われますが、まずはこれまでのご功績に感謝しご冥福をお祈りいたします。

個人的には、台湾の李登輝総統と日本の安倍晋三元首相のお二人は、アジアを代表する政治家であったと考えております。

成功している人はなぜ神社に行くのか?

この本で奥州市衣川区の磐神社を知りました。

奥州市衣川区の磐神社を知るきっかけは、「八木龍平著;成功している人は、なぜ神社に行くのか?」という本でした。

科学者であり霊能者でもあるリュウ博士が書かれた、おもしろくてためになる「見えない世界」の授業本です。

リュウ博士によれば、天下をとった人は必ずといっていいほど特定の神社を信仰しているといいます。

総理大臣・吉田茂氏は「箱根神社」を。佐藤栄作氏は、総理になってから「伊勢神宮」に参拝など。

故安倍晋三元首相が信仰したという“磐神社(いわじんじゃ)”はどんな神社なのでしょうか。

奥州市衣川区の田園にポツンとある“磐神社”とは?

ここ磐神社は、岩手県奥州市衣川区平泉駅の北西、直線5Kmの場所にあり、広い田園の中にポツンと杜があります。

畦道が参道の磐神社

畦道が参道の奥州市衣川区ー磐神社

磐神社を訪れた時は9月で、あたり一面稲に稲穂が揺れる田んぼの中本当にポツンとありました。

小さな山門から田んぼの中を一本のびている狭い砂利道が、どうやら参道代わりのようです。軽トラ1台がやっと通れる道幅です。

境内とは言い難い狭いスペースに素朴なお顔の狛犬さんが「ん?あんた誰?」とでもいうかのように、こちらを見つめています。

両側の素朴な彫りの狛犬

両側の狛犬がじっとこっちを見ている気が!

拝殿裏には磐神社のご身体、東西10.2m、南北8.8m、高さ4.2mの自然石がデン!とあります。

磐神社の御神体

磐神社の御神体は自然石

故安倍晋三元首相の本籍地は山口県ですが、ご自分の先祖は東北の俘囚(ふしゅう)長・安倍氏だと信じていたといいます。

確か選挙応援で来県した際、地元紙の取材にもそのように答えていたと記憶しています。

総理大臣としての通算在任日数が3188日と、憲政史上最長を記録した故安倍晋三元首相。

多忙な安倍晋三元首相の代わりに、名代で実弟の岸信夫氏が参拝に訪れていたとも言われていますが、この磐神社への厚い信仰心が、その原動力となったのではないでしょうか。

俘囚とは、中央政府に制圧された従った蝦夷の人々をさし、安倍一族はその長でしたが前九年の役で滅ぼされてしまいます。

磐神社の由緒書

磐神社の由緒書

そして磐神社の由緒看板には、
「安倍氏は当社を守護神(荒覇吐神・あらはばきしん)として尊崇した。近くには安倍館跡があり、安倍氏は当社を「荒覇吐神(アラハバキ)」として祀ったらしい。磐井以南に威を振るう拠点をこの地に形成したと伝えられる。」と書かれていました。

由緒書きには日本武尊(
ヤマトタケルノミコト)をまつる、とも書かれています。

しかし「荒覇吐神(アラハバキ)」は隠された神々を指します。一方日本武尊は記紀などに伝わる古代日本の皇族ですから、荒覇吐神(アラハバキ)とは矛盾するのではないだろうか?、と疑問になってしまいました。

時の中央政府に滅ぼされた蝦夷の人々→安倍氏→巨岩の御神体→アラハバキ神→(瀬織津姫命)、と隠された一本の歴史線が見えてきます。

このブログの

joumon.hatenablog.com

でご紹介した丹内山神社も、磐神社と同じアラハバキ神が御祭神であり、御神体も巨大な自然石であることなど共通しています。

故安倍晋三元首相が“磐神社”に信仰を寄せたのは・・・

故安倍晋三元首相の本籍地は山口県で下が、ご自分の先祖は東北の俘囚(ふしゅう)長・安倍氏だと信じていたといいます。

確か選挙応援で来県した際、地元紙の取材にもそのように答えていたと記憶しています。

総理大臣としての通算在任日数が3188日と、憲政史上最長を記録した故安倍晋三元首相。

多忙な安倍晋三元首相の代わりに、名代で実弟の岸信夫氏が参拝に訪れていたとも言われていますが、この磐神社への厚い信仰心が、その原動力となったのではないでしょうか。

※“俘囚”とは、中央政府に制圧された従った蝦夷の人々をさし、安倍一族はその長でしたが前九年の役で滅ぼされてしまいます。

 

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