早池峰湖畔に立つ小さな瀬織津姫の像
ブログ記事を書きながら、“瀬織津姫命”という言葉から想像するのはいつもイメージでしかなく、具体的な姿・形が少しも浮かばず、もう少し身近に感じることができたら・・・などと思っていました。
何気なくネット検索しているうちに、“瀬織津姫の像”が早池峰(はやちね)湖畔にある、ということ知り紅葉が盛りを過ぎた早池峰湖を訪ねてみました。
岩手県花巻地域の水がめとして建設された早池峰(はやちね)ダムは、岩手県花巻市大迫町内川目にある堤高73.5m多目的ダムです。
ダム湖周辺には「道の駅はやちね」と6つの公園があり、四季折々の景色を楽しめます。
瀬織津姫の像は、早池峰(はやちね)ダムの道路沿い「けがづな橋」にある、50cm前後の銅像で「治水の女神」というプレートを添えられ、「けがづな橋」のコンクリート製の高い支柱の上に据えられています。
普通は展望エリアの一角や公園に設置されると思うのですが、瀬織津姫の像は橋を支える橋脚の上にある事が不思議でなりませんでした。
像の作者名も設置者名もなく、ただ「治水の女神 瀬織津姫」とあるだけです。
足元を自然石に守られ、添えられた花束とともに、静かに早池峰山の方角を見上げて佇んでいます。
その手に何を持ち見つめているのかよく分からないけれど、お顔は何か念じているようにも見えます。
なぜか「世界中の苦しみの音を観る」という慈母観音を連想してしまいました。
瀬織津姫命は浄化の女神とされていますが、純粋な愛そのものの存在なのだそうです。
また「水」のエネルギーで、浄化のパワーを持つ高波動のエネルギーでもあり、現在活発に動いているのがセオリツヒメのエネルギーなのだ、とあるエネルギーワークの先生に教えていただきました。
水にはエネルギーを良く転写する性質があるといいます。早池峰湖から地域一帯へ流れ降る水とともに、愛と浄化のエネルギーが届くことを願うばかりです。