瀬織津姫に会える神社|瀬織湯姫と龍神、天照大神を祀る神社めぐりのブログ

縄文の女神“瀬織津姫”と龍神を祭神として祀る神社や、天照大神と縁ある神社・場所を訪ね歩いた日々の記録です。

瀬織津姫に会える神社|民話と伝承の里遠野、瀬織津姫を祭神とする「早池峰神社」

早池峰ー遠野郷の早池峰神社と“遠野三山伝説”

瀬織津姫を祀る早池峰神社・本殿

瀬織津姫を祀る早池峰神社・本殿

遠野市附馬牛(つきもうし)町にある“早池峰神社”は、早池峰山の東西南北にある“早池峰神社”の一社で、早池峰山南麓に位置し、何故か遠野三山の姫神の母神を祀る “伊豆神社”と早池峰山を結ぶ線上に鎮座しています。

また早池峰神社の真北には早池峰山があり、そのはるか後方に北極星が、両方を同時に拝むことができるといいいます。

しかし早池峰山との間には、前薬師と呼ばれる山がありその全貌を見ることはできないとも。

早池峰神社由緒

本社早池峰神社由緒

古くから伝えられる“遠野の三山伝説”によれば、伊豆神社(遠野市上郷町)に祀られる遠野三山の姫神の母神(俗名おない)の娘三人が、それぞれの山の姫神になったといいます。

早池峰山には瀬織津姫、六角牛(ろっこうし)山には速秋津(はやあきつ)姫、石神(石上)山には速佐須良(はやさすら)姫の三姫神が。

その伝承は、坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命された(西暦780年代)時代に遡ります。

『坂上田村麻呂が当地方の征夷の時、この地に“拓殖婦人”が遣わされ、やがて三人の美しき娘が生まれた。
その“拓殖婦人”が“おない”で、生まれた三人の娘がのちに早池峰山・六角牛山・石神山の姫神になった』という姫神伝説として残されています。

遠野三山の神霊が祀られている早池峯神社は、大同元年(806)六月十八日山頂に普賢坊が一宮を建立し、神霊を祀ったのが始まりと伝えられていますが、現在は、広い境内に樹齢を重ねた杉や桧の巨木がうっそうと覆い、荘厳な気が漂う場所となっています。

 

早池峰神社への参拝

遠野早池峰ふるさと学校

遠野早池峰ふるさと学校

早池峰神社への参拝は、“遠野早池峰ふるさと学校”の左側広場に車を置くことができますので、そこから始まります。

不動様と手水処

早池峰山の鳥居前に立つと、右手にお不動様と手水処が見えます。

鳥居と神門

鳥居をくぐり階段を進むとそこが“神門”

拝殿への長い参道

さらに長い参道を進み、その奥に拝殿が見えてきます。

早池峰神社・拝殿

早池峰神社・拝殿

本殿への苔むした階段

拝殿を過ぎると、本殿への苔むした階段が待っています。

瀬織津姫を祭神とする早池峰神社・本殿

瀬織津姫を祭神とする遠野郷早池峰神社・本殿

“早池峯神社境内案内図”では、参道の奥には「昇殿」→「本殿」→後方に「薬師岳」→「早池峯」が描かれています。

案内図にある由緒では、「大同元年(806)の春三月八日、来内村の四角藤蔵が神霊を拝し早池峯山大権現の宮を建てた。
その後いく多の時代の変遷を経て現在早池峯神社として昔日の威容をしのばせている」と記されていました。

早池峯神社境内案内図

早池峯神社境内案内図